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女は、母親に限る。独身だと、男のことをやたらと値踏みする。経験がないと態度ばかりでかくて体は未熟、話にならないマグロっぷり。すべてにおいて母親はいい。夫婦生活を営めているということは、男を満足させられる体だとわかる。決まった相手がすでにいるから立ち居振る舞いに余裕がある。何より男に愛されている体の豊かさときたらたまらない。そして、母親を自分のものにできたら、夫よりも自分の方が男として上だという何よりの証明になる。冴渡迅(さわたり・じん)は、性に目覚めてからずっとそう思ってきた。母親を渇望し続けてきた。しかし母親どころか女性との縁そのものがないまま、20代の後半が見えてきていた。見た目は良くない。優秀な能力を持っているわけでも、平均以上に金を稼げているわけでもない。積極的に母親に迫る行動力も持ち合わせていない。ただただ、母親との濃厚な時間を夢見ているだけだ。なのに、そんな迅の周囲に、なぜか理想的な母親が顔をそろえている。迅の住むマンションのオーナー、常咲真百(とこさき・まゆ)。職場の上司、筧川希亜(かけがわ・のあ)。希亜の顧客にして、真百の主婦友でもある豪徳寺綾理(ごうとくじ・あやり)。そして迅の上の部屋に住んでいる女教員、緑日奈(みどり・ひな)。彼女たちに憧れ、劣情をたぎらせるものの、夫との仲が良好な母親と迅との接点は乏しく、まして彼女たちが迅に興味を持つ可能性など皆無だった。鬱屈する迅はある夜、飲み屋街で泥酔し、ディープな店に迷いこむと、店主の老人に勢いまかせに自分の性癖を暴露した。老人は迅に、一冊の本をくれた。お前なら『読める』かもしれないな、との言葉と共に。翌朝、どうやって帰ってきたのかわからないままに、迅はその本に触れる。途端に、古ぼけた表紙に、人のものとおぼしき『目』が浮かび上がり、まぶたを開いて迅を凝視してきた。その『目』に魅入られたようにページを繰る迅は、本の内容が、他人を思うがままに操る催眠術の技術を説明したものだということに気づく。止めることができないまま最後まで読み終えた迅は、しばし呆然としていた。我に返ってあらためて本を見てみたが、『目』などなく、書いてあるのも一般的な催眠術についての指南書でしかない。だが迅の中にははっきりと、通常のものとはまったく違う、絶対的な支配力としての催眠能力を会得している自覚があった。迅は階下に降りて、真百を操ってみようと思った。真百は、簡単に迅の言いなりになって、服を自らはだけてあられもない姿となった。理想的な、豊満な母親相手に、ついに童貞を捨てることができる!そう勇み立った迅だったが、そこでチャイムに邪魔される。来客は――真百の親友にして、迅の上司でもある希亜だった。迅は、催眠能力を希亜に及ぼすことにも成功する。操り人形と化した母親二人……どちらもデカ乳。すばらしい肉体を前に、迅はもちろん、欲望の限りを尽くす。蹂躙してなお、欲望が止まることはない。まだまだやれる。母親を、もっと沢山、犯しまくってやる。豪徳寺綾理も、緑日奈も、好き放題にしてやる。母親を凌辱してやる。自分に奉仕させてやる。母親同士で絡ませてやる。旦那も楽しんだだろうデカ乳を俺の愛撫でイカせてやる。冴渡迅の欲望は、ひたすら煮えたぎってゆく……!
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